PRIDE 男祭り 2005 頂-ITADAKI- K-1 PREMIUM 2005 Dynamite!! PRIDE、今年も放送は6時間やるらしいです。えー。……いや、見ますけどね。視聴率とるのに長丁場はどうよ。少数精鋭が基本だと思うんですが。
対するDynamite!!は谷川さんの開き直りもあり、手堅く視聴率狙いで固めて気がします。PRIDEの足りないのはこの開き直りなのかも(個人的には、視聴率とるならPRIDEよりもハッスルだと思います。いくら格闘技的にブス先生対ヘンダーソンが面白くても、和泉元彌+インリン様+HGには勝てないと思うの)。
そんなわけで、いくら「MMAの資料になりますよ」と言っても、全部見るのはキツいと思います。何から見てイイかわからないだろうし、紅白だって見たい。俺も今年は倖田來未・ゴリエ・TMR・氣志團辺りは見たいですし。
と言うわけでやりますよ。サラブレ・劇破と絡めて見る狙い撃ち大晦日興行。「コレを見とけばサラブレで困らない」「この試合は劇破っぽい」と言うのに焦点をあわせて初心者向け解説しようと思います。
- 軽量級最強決定戦。サラブレのメインイメージはコレ
「サラブレらしい試合」と言うことでしたらこの2試合になると思います。この4選手は日本軽量級の4強と言ってもいいでしょう。それぞれがブラジルやノルウェー、他の日本人選手の強豪などを押しのけ、大晦日の舞台に上がります。
五味(アーティスト・スター・天才肌)、須藤(スター・頭脳派・研究家)、KID(野生児・天才肌・スター)の3人は実力に加えて華・カリスマと言った要素を持った選手で、試合も普通に楽しめると思います。マッハだけは一人だけ世代が上で、五味は「世代交代をする」と宣言していますが、昔から頑張ってきたマッハに共感するファンも少なくありません。
とにかく、サラブレの「実力と華の共存」のイメージに最も近いのがこの2試合になると思います。
- 実力優先。中〜重量級の激戦。劇破向けの試合
サラブレが「華と実力の共存」ならば、劇破は「重量感と実力主義」と言うイメージで、近い試合を選んでみました。
シウバ対アローナは、-93kg以下のPRIDEの試合では1敗しかしていない“絶対王者”のシウバと、そのシウバに唯一土をつけた“非常の寝技王”アローナの対戦。強烈な打撃に、地味に覚えてきた寝技を持つシウバと、パワー&テクニックの寝技に変則的な打撃で崩すアローナの、-93kgの頂上対決とも言えます。
ミルコとハントはともに、強烈な打撃を武器とする選手。この試合は「最強ストライカー決定戦」でもあります。2人とも打撃戦になれば無類の強さを誇り、とにかく立って闘うスタイルなので、久仁子のようなキャラの見本になるかと。
個人的に一番楽しみな試合がヘンダーソン対ブスタマンチ。ボクシング+レスリングのスタイルを極めたヘンダーソン対ムエタイ+柔術のスタイルを極めたブスタマンチの老獪テクニシャン対決です。2人とも華がないこと極まりない選手ですが、その実力は一級品。まあ、放送されない可能性も高いですが……華よりも実力でのし上がった選手にはそういうこともあるということで。
中尾は現在「世界に通用する可能性のあるヘビー級の日本人」の一人です。重量級は日本人と縁がない世界ですが、その壁を崩してくれるのはどういう人物か…という見方ができるかと。対戦相手のヒーリングも決して弱い選手ではありません。
そして我らがシュルトさん。MMAの試合ではないですが、シュルトさんの試合なので名前を出しておきますよ。
- お祭りならでは。サラブレならこれぐらいやってもイイです
「華と実力の共存」とは別に存在するサラブレのテーマ「視聴率至上主義」。これらの試合は「どうやって視聴率をとるか」、そして「視聴率をとるためにどこまでやってくるのか」と言う見切りの例になると思います。
金子とボビーは本職ではありません。俳優と芸能人です。こんなのがリングに上がるのはありなしでいえば「なし」なんですが……現実に「視聴率のために」やっている以上、サラブレでやってはいけない理由はありません。
ジャイアント・シルバはおそらく、最大の格闘家です。ただ実力が伸長についておらず、ここ数年大晦日では「デカーい! 説明不要!」と言ったカンジでリングに上がり、小さい選手にボコボコにされる姿で視聴率に貢献しています。
桜庭はPRIDEの視聴率担当、対するは美濃輪。この試合は「プロレスラー対決」です。個人的には、2人してロープワークしたりしないか、すっごい不安……。
吉田対小川は散々煽られてきた因縁マッチ。実績的には五味対マッハ、ヘンダーソン対ブスタマンチ、シウバ対アローナあたりがメインイベントになるはずなのですが、知名度で上に来る柔道家コンビがメインイベントになりました。
これらのカードは、「難しい実力」よりも「わかりやすさと知名度」が重要になっている例です。
- 見たいのは試合じゃなくて選手。選手がメインの試合
ヒョードルも魔裟斗もトップクラスの選手で、彼らは出番があるだけで視聴率に貢献します。なので「大会には出したい」けれども「強敵とは当てられない」となると、ヒョードルや魔裟斗のようなトップクラスの選手対ズールや大東のような噛ませ犬の試合になります。
ファンの大半は、ヒョードルや魔裟斗が勝つと思っていますし、応援しています。噛ませ犬をやりたい人は、ズールや大東に注目してください。世間の評価やテレビ局がどうやって作るか(決して噛ませ犬を噛ませ犬そのままとして放送するとは限りません。むしろズールの場合、実力以上に強さを誇張して「ヒョードル危うし!」と言うイメージを作ってくる可能性もあります。噛ませ犬はそういった周囲の目とも戦わなければなりません)は参考になるかと。
また、大東は「異種格闘家」としてリングに上がる可能性があります。ボクシング王者としてK-1に参戦し、前回の試合ではシューズを脱ぎませんでした(K-1のルール上、シューズをはいたまま試合をする場合、キックを使ってはいけない)。そのため、自然と大東は「弱い存在」となります。主催者側は「大東はボクシングの王者で強い!」と売りつつも、「ボクサーはK-1では勝てない」とわかって魔裟斗に当てた…という見方もできます。
その一方で実力のある《スター》をやる人は魔裟斗に注目してください。インタビューで凄いことを言っています。
――何で倒しますか? パンチで、蹴りで、ヒザで?
何でも倒せますよ。何がいいですか?
――決めていいんですか?
決めていいですよ!
――最後の技は、相手の出方によって決める?
いや、オレの気分で。
こういう発言で場を盛り上げつつ、有限実行してしまうのも《スター》としての資質だと思います。
他にも見所は色々あるのですが、まあ長くなりすぎるので。
とりあえず、サラブレの基本として五味対マッハ、須藤対KID。劇破のイメージを固めるためにシウバ対アローナ、中尾対ヒーリング(ストライカーの闘い方を見るならば、ミルコ対ハント)。イロモノ的なもので金子とボビー…という流れがお勧めでしょうか。
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